飼育のすすめ
孵化したての幼虫、ちっちゃ!!
1令幼虫
無事産み落とされた卵から、肉眼では探すにはちょっと難しい、孵化したての幼虫らしきものが見つかります。子供の目なら見事に探し出せるかも!
卵を見つけるためには、土を全部新聞紙の上にそぉ~っと広げます。掻き分け掻き分け、目をこらして探して! 我が家で見つかった卵!

1令幼虫(初令幼虫)は、体の大きさが1センチにも満たなく、細くて透明で、とても繊細な生き物に見えます。
幼虫っぽくなってきてる!
2令幼虫
専門店のガチャで引き当てた2令幼虫。たった1回だけの幼虫から成虫への飼育経験から、ちゃっかり要領を得たと思い込む「ザ・自信家」。 でもカブトムシにも個性があるから油断は禁物!
GETした「国産カブトの2令幼虫」。大きさは2~3㎝。イモイモ元気で、土の中にイモイモ入っていきます。

この時の土は、幼虫から成虫までOKの「昆虫マット」。
幼虫大量GET!すべてはここからが始まり
3令幼虫
「山でシイタケ栽培をしている土から幼虫がいっぱい見つかった」と親戚のオッチャンから嬉しいお知らせが! それまでも、2、3匹成虫を譲っていただいて飼っていたことはあるけども、今回は? 蓋をあけてみると、なんと軽く20匹程度がシイタケのおがくずの中でイモイモしていました。 「うぉぉぉぉぉお!」
もう立派な幼虫ですね。ここからは春先に蛹になるまで、しばらく潜ってます。 大きさは6~8㎝程度。初めて見た人は衝撃かも。。。

シイタケ菌さまさま!大量の元気な幼虫たち、直ぐさま、ホームセンターにて衣装ケース購入。 土はシイタケ栽培に使用していた「おがくず」オンリー。 子供が共食いを心配していましたが、、、分けて飼えるほどのケースを用意する余裕はない。(※これらの画像はイメージです。)
もうすぐ「前蛹」という段階で、我が家の幼虫ちゃんたちが次々と土の上に出てきてる! 土はおがくずのまま。乾燥?狭すぎ??埋めてもまたすぐに出てくる。原因がわからないけど、なんだか土の上で黄色く固まっていく彼ら。。。 「黄色=前蛹」 ヤバイ!土の中で自然に蛹室を作るのは無理じゃ!

この時期が一番神経を使うんです!
前蛹
デカデカ幼虫が黄色っぽくなってきた!見た瞬間、息子が「やった!前蛹だ!」と歓喜。「ゼンヨウ??」 息子はどこで調べたのか、この時期、幼虫の体全体が黄色っぽくなり、あまり動かなくなったら蛹になる前段階らしいのです。ここからがカブトムシが美しい成虫になるかどうか、飼育スキルの見せ場とも言える大事な期間に入るのです。
もはやこうなっては「人工蛹室」を作るしかない! ※「人工蛹室」とは、幼虫自らが土の中で蛹室を作れなくなった場合に、人の手で作った代わりの蛹室のことです。

我が家の人工蛹室。第1弾はトイレットペーパーの芯。 個体で大きさが違うので、窮屈にならない程度に縦にハサミを入れて広げました。 が!!イモイモ動くと、その隙間からこぼれ出ちゃうんです(泣)
個性豊かな蛹ちゃんたち
蛹
1匹また1匹と蛹に変化していきます。我が家の幼虫はほぼ全員土の上に出てきてしまい、人工蛹室作りのラッシュとなってしまいました。 この時期、しょっちゅう蛹を観察していましたね。
トイレットペーパーの芯、むずい!数も足りん!ということで、「オアシス」蛹室に変更です。 これは生け花の時に使うスポンジで、、めちゃコレが重宝したんです。

それぞれの穴に合ったサイズの前蛹を、1匹ずつ丁寧に入れていきます。 メスは全然OKだけど、問題はオス!ツノが、ツノがひっかかる!
テンションMAX!羽化ラッシュ!
羽化
昨日まで蛹だった1体が、アレ?「羽化しとる~~~!」第1号誕生の瞬間でした。可哀想に、蛹の段階で羽化不全気味で、成虫になっても羽がいびつな形をしていましたが元気なヤツです。 そこから怒濤の羽化ラッシュ!
羽化したてのオスで、まだ羽は薄い茶色です。人工蛹室から出にくそうであれば、スプーン等で脱出を手助けしてあげてください。 蛹室の壁が薄いと、脱出の時にぶっ壊すことがあります。

これが「羽化第1号くん」です。明らかに羽化不全・・・ごめん、ごめんよぉ! 彼は潜れないので、木の枝の陰なんかを用意してあげました。
この時期、飼育ケースの環境に注意。昆虫マットについて、ざっと15匹程度はいるので量が必要・・・そこで、まず100均でも販売されているマットを購入! それをしっかりと天日にさらして発酵、発酵。しかし!!!何が悪かったのか、コバエが大量発生、ギョエェェェェーーー その後、ホームセンター購入の昆虫マットに総入れ替え。

カブトムシがいっぱい!感動だ~!
成虫
いつもいつも蛹の様子が気になって、親子ともども1日何度も蓋を開けていました。無事羽化してくれて大喜び!蛹のまま動かなくなってしまってガッカリ。その繰り返しで、貴重な体験をしているなぁと実感。
成虫オスたち!とにかく元気で、夜もカシャカシャ、バタタタタタァァ!やっぱり格好いいですね!
ひっくり返っても起き上がる!エサもすぐ食べちゃいます。この頃のマットはホームセンターで購入の「発酵マット」です。


成虫メスたち!羽化不全ちゃんもいますが、元気です。


1つの飼育ケースに「オス1匹 × メス1~2匹」が基本。 ここで誤ってオスを2匹以上一緒に入れてしまうと、間違いなくバトルします。そのため、この時期我が家には大量の飼育ケースが並びました。
その後メスが卵を産み、「1令幼虫」(↑)となり再スタートです。